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地球温暖化問題と産業活性化課題を同時に解決する認識産業
2030年の温室効果ガスは現在の46%削減を目指す
こんにちは、美談年民です。
少し前の話になりますが、菅義偉首相が2030年度における日本の温室効果ガス削減目標を13年度比で46%削減としました。
※参考:内閣官房内閣広報室公式サイト
「温室効果ガスの削減目標及び緊急事態宣言等についての会見」
環境問題は数十年前よりずっと課題とされていましたが、いまだに大きな改革はされず現代に至っています。
しかしながら環境問題による被害予測が深刻化されていく昨今、いよいよ本格的に取り組む必要性が出てきています。
※ちなみに、未来を担う若者からは46%削減ではなく、62%削減を目標とすべきだという声も上がっています。
ANNnewsCH「温室効果ガスの削減目標を62%に 若者らが訴え(2021年4月22日)」
1度でも大損害!?温暖化に伴う被害例
実際のところ、温室効果ガス削減に取り組まずこのまま過ごした場合、地球はどうなってしまうのでしょう。
二酸化炭素(CO2)の排出量増加が原因で、世界の平均気温は現在、産業革命前と比べて約1度上昇しています。予測では2050年頃までに、さらに1度上昇する可能性もあるそうです。
たかが1度で何が変わるのかと思う方も多いかと思います。
しかし気温が1度上昇した場合、下記のような事態を招くと言われています。
- 国内の猛暑日発生回数が1.8倍増える(熱中症による死者数の増加)
- 巨大台風などの異常気象の多発
- 数億人規模の水不足
- 感染症の拡大
- 生物の最大3割の種が絶滅の危機
- 洪水や暴風雨被害の拡大
- 熱波や洪水、干ばつで病気や死者が増加
- 栄養失調や下痢、呼吸器疾患の増加
上記に加え、世界に大きなインパクトを与えた研究報告として有名なスターン・レビューでは、
「国際社会が温室効果ガス削減に向けて行動を起こさなければ、21世紀半ばに世界経済が受ける損失は国内総生産(GDP)の5~20%以上で世界大戦や恐慌が起きたレベルに匹敵する状況が続き、被害の回復は非常に困難」
と述べられています。
※参考:科学技術振興機構 Science Portal
「温暖化で平均気温が1度上がると国内の猛暑日は1.8倍に 気象研と東大がスパコンで予測」
参考:全日本民医連
「地球温暖化を止めよう(1)1℃や2℃でなぜ騒ぐ? ~温暖化のいま」
産業界に与える影響
このように温室効果ガス削減の流れは避けられないことは明白ですが、問題となってくるのはやはり産業界との兼ね合いです。
温室効果ガスの代表格とも言えるCO2排出の4割は発電によるものです。
その為、CO2を排出しない脱炭素電源として再生可能エネルギーや原子力発電が今後の鍵となってくると言われています。
しかしながら、この取り組みだけでは46%削減は難しいといった見方も多く上がっています。
東京大学の本部和彦客員教授
「目標の実現可能性は非常に低い。電力業界による再エネ拡大や原発再稼働といった努力だけでは達成できない。製造業による電力需要の大幅削減、高い電力料金を受け入れることが前提となろう」
※参考:日経ESG「どう挑む温室効果ガス46%削減」
多かれ少なかれ日本の産業界にブレーキがかかることも予測され、どんどん日本の経済は縮小していくことになります。
物質文明からの路線チェンジが必要!
ここでお伝えしたいことは、今までの流れの延長線上では問題解決は不可能ということです。
物商品・物サービスによって感動を生み出してきた物質文明・物質産業は飽和し、現在あちらこちらで支障が出てきています。
有限の資源を扱う限り、必ず弊害が生まれます。
あとはその有限の資源を増やすか減らすか、悪影響をどれだけ先延ばしにできるかです。
「いかなる問題も、それをつくりだした時と、同じ意識では解決できない」by アインシュタイン
アインシュタインが話すように、問題が生まれた次元と同じ次元で考えている限り根本的な解決をすることはできません。
目先の部分を解決しても、また別の問題が必ず生まれてしまいます。
今からの時代は、大きな路線チェンジが必要です。
より具体的に言えば、物質文明から精神文明へ移行させること、
心時代をリードする認識産業を日本が一丸となって取り組むことが必要になります。
物質文明、科学技術の進歩により人間が得られた恩恵はもちろん尊いものなので、
物社会・科学技術も引き続き進化させていく分野です。
ただし、物質文明・科学技術の延長線上で描く未来・感動だけを追っていては先がありません。
人間の外の開発から人間の内の開発。
目に見える世界の開発開拓から目に見えない世界の開発開拓。
それを実現できる教育こそが、これからの時代をリードする大きな産業になります。
これからの心時代をリードする技術として
25年前から準備してきたのが認識技術 = nTechです。
「心」という客観的に科学化することができなかった世界を
誰もが理解し活用応用できる形に体系化した技術がnTechです。
このnTechを活用した教育産業・認識産業で経済を爆発させること。
これこそが環境問題を解決しながら、産業をより大きく発展させる日本の目指すべき方向性です。
教育産業・認識産業が起こす未来
認識技術 nTechを科学技術の次を担う中心技術として活用することで、革新的な変化を生み出す心時代をスタートできます。
今回の記事では環境問題の解決をメインに紹介していますが、
教育産業・認識産業へのシフトチェンジは下記のような効果ももたらします。
- 物質文明・個人主義社会の複雑・孤独の問題を解決し、いつも心スッキリの心で生きられる
- 鬱ゼロ、自殺ゼロ、殺人ゼロ、戦争ゼロの真の幸せを実現
- AIに奪われない新しい雇用を開発
- Win-Win, All-WinのOne Worldを実現
環境問題という全世界が共通に抱える課題に対して、
日本から始まる教育産業・認識産業は大きく貢献できます。
農業社会から産業社会、産業社会からIT社会へ。
市場・フィールドの変化によって爆発的な発展を遂げてきた人類が
次に目指すべきは「心」であり「認識」です。
世界を救う日本の教育産業。
心時代の中心技術 nTechにぜひ関心を持って頂けたら幸いです。
美談年民
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