対称性でみる観点の6つの問題から学ぶ人間関係の基本 vol.06
観点の不完全性と完全性の問題
こんにちは、美談年民です。
普段、観点(判断基準)のことを気にされていますか?
私たちが日常生活を過ごす上でいつも使っているのが観点です。
人と出会う時、仕事をする時、お金を使う時、ご飯を食べる時、無自覚ですが、今ここ生きているだけで私たちは観点を使って生きています。
シリーズでお伝えしてきた、対称性でみる観点の6つの問題も本日で最後です。
<対称性でみる観点の6つの問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
第6回は「観点の不完全性と完全性の問題」です。
観点の不完全性と完全性の問題
まずは観点の不完全性です。
その名の通り、観点(判断基準)はみんな不完全です。
これが観点の不完全性です。
完全な判断基準を持っている人はいません。
※このあたりはセミナーでより詳しく説明しているので関心ある方はぜひご確認ください。
自分の観点が不完全だから自信が持てません。
自分の観点が不完全であることは普通は意識していないので支障はないですが、自分の観点が不完全であることをしっかり認識し、そこからしか思考を走らせることができないと考えたらとても恐ろしいです。
何も信用できない。
全てに不信の状態です。
今、目の前にあるコーヒーを飲むことすら、本当に飲んで大丈夫なのか?危なくはないのか?不信不安がつきまといます。
不完全はかなり問題です。
私たちは観点が不完全であるにも関わらず、無意識で自分は絶対正しいと思い込んでいます。
不完全なのに完全と思い込んで自分の絶対から出ようとしないので人間関係はうまくいきません。
自分の観点が絶対とするのが観点の完全性です。
※本質からいえば、観点は不完全であるので、完全というのは仮の話になります。
観点の完全性につかまれたらどうなるでしょう?
前述の通りではありますが、自分の観点が絶対であるため、傲慢になります。常に自分の基準から周りをジャッジします。
そして自分の基準を相手に押し付けます。
観点の完全性をやり続ければ人がどんどん離れていってしまいます。
不完全でも問題、完全でも問題です。
何度も何度もお伝えしましたが、観点がある以上絶対に問題解決できません。
観点から自由になれない限り、問題はなくならないのです。
右見ても観点、左見ても観点、時代を見ても、人生見ても、仕事見ても、お金見ても、恋人見ても、子供見ても、将来見ても、全てに観点が関係しています。
私たちが生きる上で全てに関係しているのが観点です。
そして全ての限界をつくっているのも観点です。
観点がすべてです。
最高の生き方、最高の関係性、最高の組織、最高の社会を目指している方はぜひ観点について深めてみてくださいね!
美談年民
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