対称性でみる観点の6つの問題から学ぶ人間関係の基本 vol.04
観点の他発性と自発性の問題
こんにちは、美談年民です。
観点(判断基準)がバラバラなので、私たちはいつも他人とぶつかってしまいます。
観点の衝突が嫌だからといって、他人に合わせてばかりだと自分がわからなくなる。
自分がわからなくなるのは困ると言って、自分の意見を固持したら他人とわかりあえない。
観点の四面楚歌を生きる私たちは観点のことを正しく理解する必要があります。
今回はシリーズで、対称性でみる観点の6つの問題について1つずつお伝えしています。
<対称性でみる観点の6つの問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
第4回は「観点の他発性と自発性の問題」です。
観点の他発性と自発性の問題
観点の他発性とは自分以外の人が観点をつくることです。
私たちは基本的に観点の他発性につかまれています。
私たちが使っている言葉、その言葉の単語一つさえも誰かがつくったものを覚えて生きています。
観点の他発性では、常に他人がつくった観点をベースに生きているので自信が持てません。
いつも自分の一挙手一投足が、他人がつくった観点からみて正しいのか?正しくないのか?そればかりが気になってしまいます。
観点の他発では問題であるならば自発ではどうでしょうか?
自分がつくった観点で生きるのが観点の自発性です。
観点を自分でつくるので人に従う必要がありません。
ですが、自分の観点を相手にわかってもらうことが非常に困難です。
みんな観点を持っているので、わかってもらおうにも心の底からの理解を得ることはできません。
結果として孤独になってしまいます。
リーダーは孤独になるというのもここからきた表現かもしれないですね。
他発でも問題、自発でも問題です。
観点を持ち続けている以上、観点から自由になれない限り、問題はなくなりません。
次回は“観点の否定と肯定の問題”です。
次回も一緒に深めていきましょう!
美談年民
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