対称性でみる観点の6つの問題から学ぶ人間関係の基本 vol.03 観点の流動性と固定性の問題

対称性でみる観点の6つの問題から学ぶ人間関係の基本 vol.03
観点の流動性と固定性の問題

こんにちは、美談年民です。

 

観点(判断基準)はみんなバラバラです。ですから、日々世の中では、多様な主義主張、夢やビジョンがぶつかりあっています。

 

そんな観点の戦場で生きる私たちは観点を正しく理解することがとても大事です。

 

今回はシリーズで、対称性でみる観点の6つの問題について1つずつお伝えしています。

<対称性でみる観点の6つの問題>
観点の非認知と認知の問題
観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題

 

第3回は「観点の流動性と固定性の問題」です。

 

観点の流動性と固定性の問題

観点の流動性とは観点がコロコロ変わり定まらないことです。

 

観点と観点がぶつかり日々世の中はストレス・プレッシャーでいっぱいです。

観点が衝突したら苦しくなる。

ですから私たちは、観点の衝突を避けるために相手の観点に合わせることを覚えます。

 

Aさんと話している時はAさんの観点にあわせて話す。

Bさんと話している時はBさんの観点にあわせて話す。

 

一見、コミュニケーションが円滑な人間関係力が高い人にも見られがちですが、そんなことは全くありません。

 

AさんとBさんと3人で話がはじまると自然とボロが出ます。

こちらを立てればあちらが立たず。あちらを立てればこちらが立たず。

観点と観点の板挟みにあってしまいます。

 

それどころか、常に他人に合わせてしまっているため、自分の意見が持てません

“あなたはどうしたいの?”

と言われたら何も答えられないのが観点の流動性です。

 

自分に軸が持てない方は観点の流動性かもしれませんね。

 

 

続いて、観点の固定性です。

流動していたら自分の意見が持てない。だったら観点を固定しよう。

その名の通り、観点が固定することを観点の固定性と言います。

 

観点が固定していたらどうでしょうか?

自分が知っている世界が絶対であり、自分のイメージの外の話は全く受け取れません。

常に自分の中の当然がまさに“正しい”ので、他人の観点を受け入れることができません。

 

人間関係は対立構造となりストレス・プレッシャーの嵐です。

 

それどころか常に同じ観点からしかものを見ないので同じ動きの繰り返し。

次第にすべてがマンネリになっていきます。

これでは新しいクリエイティブや進化が生まれません

 

 

流動でも問題、固定でも問題です。

観点から自由になれない限り、問題はなくなりません。

 

 

次回は“観点の他発性と自発性の問題”です。

 

次回も一緒に深めていきましょう!

 

美談年民

 

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