対称性でみる観点の6つの問題から学ぶ人間関係の基本 vol.02
観点の異質性と同質性の問題
こんにちは、美談年民です。
人間はみんなが観点(判断基準)を持っています。
人と人が活かしあい、助け合い、共に生きていくために観点のことを正しく理解することはとても大切です。
前回から対称性でみる観点の6つの問題について1つずつお伝えしています。
<対称性でみる観点の6つの問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
第2回は「観点の異質性と同質性の問題」です。
観点の異質性と同質性の問題
観点の異質性とはみんな観点がバラバラということです。
観点がまったく同じ人は存在しません。
近しく感じる人も価値観が似てる人も100%同じということはありません。
みんなが別々の観点を持っています。
別々バラバラの観点を融合して活かしあえれば良いのですが、なかなかそうもいきません。
私たちはお互いに違う観点をぶつけ合い摩擦衝突が絶えません。
日々摩擦衝突が絶えず、常にストレス・プレッシャーを感じてしまうことが観点の異質性による問題です。
観点がバラバラであるがゆえにお互いの主義主張がぶつかり、心から分かりあえず形だけの関係性をなんとか繋ぎ止めているのが私たちです。
人と人の関係性の裏を紐解いてみると、我慢・妥協・あきらめ・不平・不満・孤独がたくさん溢れています。
人間はソーシャルアニマル・社会的動物なので周りと関係性を築いていかないと本来は生きていけません。
ですが、関係性を持とうとするとこの観点の異質性の問題が顔を出し、人間関係が原因でどんどん疲弊してしまいます。
観点が異質だから問題が起きます。
では、仮に観点がみんな同じだったらどうでしょう?これが観点の同質性です。
もしもみんなが同じ観点だったらどうなるでしょうか?
想像してみてください。
みんなが同じ観点だったら常にみんなが同じ意見です。
全く同じ時間に起きて、同じ朝ごはんを食べて、トイレの時間も同じで、出勤時間も同じです。
会議をしても全く同じ意見を出して、全く同じ仕事をしています。
これでは多様性がないですし個性が完全に失われてしまいます。
つまらない世の中・つまらない人生となりマンネリになってしまう。これが観点の同質性の問題です。
異質でも問題、同質でも問題です。
観点から自由になれない限り、問題はなくなりません。
次回は“観点の流動性と固定性の問題”です。
深めれば深めるほど人間関係がスッキリしていきます。
次回も一緒に深めていきましょう!
美談年民
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