対称性でみる観点の6つの問題から学ぶ人間関係の基本 vol.01
観点の非認知と認知の問題
こんにちは、美談年民です。
人間はみんなが観点(判断基準)を持っています。
そして、この観点がみんなバラバラなので、それぞれが別々の夢やビジョン、異なるルールや主義主張を持って生きています。
人と人が心からわかりあうために、お互いがお互いの尊厳を大切にする関係性を築くために、観点のことを正しく理解することはとても大切です。
本日から対称性でみる観点の6つの問題について1つずつお伝えしていきたいと思います。
<対称性でみる観点の6つの問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
第1回の本日は「観点の非認知と認知の問題」です。
観点の非認知と認知の問題
まずは観点の非認知です。
観点の非認知とは、観点があるということをそもそも知らない状態のことです。
観点があることを知らないので、自分が観点につかまれていることも、相手が相手の観点から話していることもわかりません。無意識的に自分が絶対に正しいという心に捕まり、そこからしか相手と出会いません。自分の観点のストライクゾーンであれば賛同しますし、ストライクゾーンの外であれば相手を否定します。
つまり、観点の非認知のままでは無意識で相手をバカにしてしまいます。
非認知の状態では人と人がわかりあうことが全くと言って良いほどできません。
まずは観点を知ること。
これがわかりあえる人間関係を始める第一歩になります。
続いて、観点の認知です。
観点の認知とは、観点があるということがわかっている状態のことです。
観点の存在がわかれば無意識で相手をバカにするような否定は無くなります。みんなが観点を持っているのだから、自分の観点からは理解できないことでも、相手には相手の観点があるのだろうと考えます。
観点に関心を向けることができるので一段階お互いが歩み寄るスキマが生まれます。
ですが観点があることを認知してもまだまだ限界です。
観点を認知するだけではチームプレーが組めません。
相手には相手の観点がある。だけど私には私の観点がある。相手の言うことを否定まではしないけど、自分の観点から自由になれない以上は相手の観点を心から受け入れることができません。
相手から協力依頼が来ても協力できないし、協力したくありません。いち観点なのはわかるけど、自分の選択こそが正しいので融合することができないというのが認知の問題です。
非認知でも問題、認知でも問題。
観点から自由になれない限り、問題はなくなりません。
観点はかなり奥深いです。
次回は“観点の異質性と同質性の問題”を一緒に見ていきましょう!
美談年民
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