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IoT時代のその先へ、心までつながる本物IoE時代をはじめよう!〜前編〜
産業革命の発展と心がつながらない人類の現在地
こんにちは、美談年民です。
18世紀後半にイギリスで産業革命が起きました。
蒸気機関の発明で作業の「機械化」が起き、当時の社会に大きな衝撃をあたえました。これが第一次産業革命・Industry1.0です。続く第二次産業革命では「大量生産」を可能にし、第三次産業革命ではITが主流となり「自動化」を実現しました。
そして現代が直面している第四次産業革命は「自律化」です。
様々なモノがインターネットでつながり、膨大な情報データを収集&解析し、人間が指示を与えなくても自律的に制御し実行するIoT(Internet of Things=モノのインターネット)、そしてAIといった技術が注目される時代になっています。
このように現代社会は大きくみると産業社会といえます。モノを便利にもっと生産的に効率的にしていくことで人間の幸せをつくってきました。
先進国に限って言えば、すでに物や情報は過剰にあふれています。そして溢れているどころか膨大な情報により、人間の考えはどんどん複雑化していきます。
学問領域・経済領域は極めるほど専門分野に細分化されていき、情報知識がたくさん生まれています。専門的な内容が深まるのは良いことですが、それぞれの情報のつながりは見えにくく、ただ情報が複雑に混在し、シナジー効果を生み出すことができません。
何が正しい情報かもわからず、何をどのように考えたら良いのかすら明確な答えがわからないまま、私たち人間は情報を取得し、情報に固執し、他者との間に大きな溝をつくっています。
そして、国をつくる基盤となる教育・経済・政治それぞれの領域において互いの主義主張に固執し、共存共生に必要な協力関係を築くことができていません。
思うように生きることができず、答えがわからず、確信を持てない私たちは自分の気持ちすらわからなくなっていき不信不安が絶えません。
このように現代は人間が振り回されてしまう心が安定しない時代です。
別の角度から整理すれば、他者と心がつながらない時代、自分の心とつながらない時代といえます。
本物IoEの必要性と人類が進化できない原因
第四次産業革命によるIoTに力を入れる現代は、それと同時にIoEにも力を入れるべきです。
IoE(Internet of Everything)は、モノや情報だけでなく、あらゆるすべてがつながる概念です。
分離断絶がひどく人間の尊厳や和心といった本来の人間らしさ・精神性が傷ついている現代は、人間の心と心の差をとった、全てがつながる本物IoEの実現が急務です。
(※世の中的に言われているIoEとはつながるイメージの深さが異なるため本物IoEと表現しています)
今の時代は心の時代、精神文明とも呼ばれています。
心と心の疎通が大切とされる時代。人間同士の助け合い共創の文化が見直されている時代です。
しかしながら実際は、鬱や自殺、殺人戦争が未だになくなっておらず、本当の意味で心スッキリ今ここワクワクの生き方を誰もができているわけではありません。
心と心が疎通できる生き方を誰もが望んでいる。ですが、その生き方ができていない。
変化の必要性は感じているのに、できないのは一体なぜでしょう?
実は、この答えはとてもシンプルです。
みんな「何をどう変化したら良いかわからない」のです。
私たちは充実した生き方を望んで、本を読んだりセミナーに行ったり、独学で自分を律しようとしますが、本質的な変化をつくることできません。
考え方や思い方を変えるレベルの変化では本質的な変化をつくることは不可能で、一時的には変化したとしても条件が変わればすぐに戻ってしまいます。
勝負すべきはやり方や思い方といった行為のレベルの話ではなくて、人間の機能を変化させることが必要です。
何が言いたいのかというと今までの人間機能の限界が人類の進化を大きく阻んでいたのです。
人間の心の深いところまでつながり、人と人が融合できる本物IoE時代をひらいていく鍵がここにあります。
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本日も読んでいただきありがとうございます。
美談年民
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