渋沢栄一から学ぶ① 〜日本近代経済社会の礎を築いた実業家〜
こんにちは、美談年民です。
皆さま、渋沢栄一さんを御存知でしょうか。
日本資本主義の父と呼ばれ、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れ、銀行の設立、鉄道、保険、財政制度・貨幣制度など近代経済社会の基盤をつくった方です。設立に関わった会社は500社以上になると言われています。
渋沢栄一さんの略歴はこちらから(参照:渋沢栄一記念財団ホームページより)
先日、そんな渋沢栄一さんの歴史が詰まった渋沢史料館に行ってきました。

未来を待つのではなく、未来をつくった偉大な実業家
渋沢さんの功績を見ると、短期間で多くの事業を成し遂げていることがわかります。
※渋沢栄一 年表(こちら)をご参照ください。
ここには代表的なものしか書かれていませんが、銀行を作り、保険会社を作り、鉄道会社を作るというように、業界が全く違う株式会社を半年・1年のスパンで創ってきた実績が見受けられます。
(※生涯500社ということなのでもっと早いスピード感で動かれています)
これだけの偉業を一体どうすれば成し遂げることができたのでしょうか。
一つの事業を興して、一旦止まって次の事業、次の事業を遂げたら、また方向性を模索して次の事業と動くようでは、これだけのスピード感では動けません。
おそらく渋沢さんはこの一連の大偉業に取り掛かるスタートの時点で、完成された経済社会を完全にイメージできていたのではないでしょうか。
パリ万博で見聞きした西洋資本主義文明をイメージとして持ちながら、日本近代国家の未来イメージが明確だったからこそ
早いスピードで近代経済社会を具現化してきたように思います。
私たちは未来を予測して動きます。
情報をたくさん集めて未来がこうなるはずだと、その予測の中に収まる未来を生き抜こうとします。
ですが、渋沢さんは未来を予測して動いたのではなく、自らがイメージした未来をつくった実業家だと思います。
VUCA時代と呼ばれるように予測不可能な社会を生きる私たちにとって、未来を予測することは難しいし、仮に予測できたとしてもその未来は希望よりも絶望が多々あります。
今こそ、渋沢さんのように、今までとは違う革新的な新しいイメージで未来をつくる必要があります。
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夢なき者は理想なし。
理想なき者は信念なし。
信念なき者は計画なし。
計画なき者は実行なし。
実行なき者は成果なし。
成果なき者は幸福なし。
ゆえに幸福を求むる者は
夢なかるべからず。
渋沢栄一
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皆さんはどんな未来を描きたいですか?
美談年民
<関連項目>
・渋沢栄一から学ぶ② 〜日本近代経済社会の礎を築いた実業家〜
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