こんにちは、美談年民です。
今回はティール組織から考える社会のカタチの第三弾です。
第三回は「社員の人格」について書きたいと思います。
※注意)ティール組織自体を詳しく語る記事ではありません。
※ティール組織自体について詳しい内容を知りたい方は書籍や別サイトを参考にされてください。
ティール組織からみる新しい時代・社会のカタチ
~ vol.3 人格の全体性 ~
社員の人格
社員の人格について、今までの組織の現在地として以下が挙げられます。
- 実力主義・能力主義を重視した評価制度・昇進制度を取り入れる
- 社員は自らの全人格のうち、会社でみせる人格のみで仕事をする
- 会社で見せている人格は会社で求められる人格に近づけようとする
- 会社以外でみせる自分は会社に持ち込まないので全ての力を発揮できない
- 本来の自分と乖離していく会社の自分とのギャップにも疲弊する
この限界に対して、ティール組織では次のような新しい組織のカタチを提案しています。
- 自分自身の人格のすべてを会社でも表現できることを重視する
- ありのままの自分を会社に持ち込むことで個人の力を存分に仕事で発揮できる
- 会社は社員がありのままの姿を職場に持ち込める環境づくりを行う
- 会社での自分と本来の自分との分離がなくなる
- 個々の個性や長所が発揮され組織全体が底力を発揮することができる
このように個人の全人格を組織に持ち込むことで組織の力を十二分に発揮するのがティール組織です。
では組織がありのままの個人として社員に働いてもらい
個人の力を発揮させるためには
どんな要素が必要でしょうか?
私は以下3つの点を押さえる必要があると思っています。
- 観点(判断基準)のことを理解すること
- 社員同士が本当の意味で互いを受け入れるために観点(判断基準)から自由になること
- 自分や他人といった分離意識を生み出す脳の観点からも自由になり絶対的な心理的安全を獲得すること
いくら全人格を持ち込めるような組織が良いと理想を語ったとしても
社員が自分の全てをさらけ出してくれる環境づくりは容易ではありません。
本当に深い意味での信頼関係がないと
心理的不安を完全に拭い去ることは不可能です。
全ての人を受け入れる寛容な心を持ちましょうというレベルでは我慢になってしまい、
本当に許せないような事象が起きた時には強烈なジャッジが働いてしまいます。
まずは観点(判断基準)に対してしっかり理解することです。
私たちが自分やお互いをジャッジする背景に働く判断基準とは何なのか?
そして観点がわかれば次はそこからどうしたら自由になることができるのか?
どんな仕組みでジャッジをして他者否定や自己否定をしてしまうのか?
その仕組みを知り、そこから自由になることが大事です。
判断基準に対する理解をし、
脳の観点からも自由になった観点の次元上昇が起きた時に、
私たちは絶対的な信頼と安全を獲得することができます。
社員一人ひとりの力を120%発揮させるためにも観点に対する理解からしっかり深めていきましょう!
美談年民
観点に対する理解・観点から自由になる次元上昇についてはNR1dayセミナーと認識セミナーでお伝えしています。
NR1dayセミナー
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