残業しない人になる方法
昨日の東洋経済の記事に「残業だらけになる人は信頼残高を知らない」という記事がありました。(参照:東洋経済記事/残業だらけになる人は信頼残高を知らない)
上司に依頼されて資料作成をしたけど、「なんかしっくり来ないなぁ、やり直して!」とか、「もっとわかりやすくして!」など言われた経験はないでしょうか。
なかなか上司からOKをもらうことが出来ず仕事がズルズルと終わらない・・・気付けば定時過ぎなんてことありますよね。
こんな状況が何度か続くと「あの人は私を嫌っている」、「相性が悪いな」、「自分の能力が低いんじゃないか」と、相手に責任転嫁したり、自己否定したりと良好な関係を築くことできません。
また自分が言うと突き返されるのに、同じことを別の人が言うとなぜか通るということもあります。
これは有名な7つの習慣のティーブン・R・コヴィー氏が提唱した信頼残高が影響しているそうです。
※信頼残高 ‥ 人間関係における信頼の度合い。銀行口座のようにプラス(の行動)があれば残高は増え、マイナス(の行動)があれば残高は減る。
信頼残高を増やせば信頼が高まり仕事がはかどるので、苦手な上司ほど積極的に絡むこと、そして報連相の中でも事前の相談を密にすることが大切と記事に書いてありました。
かなり納得の内容ですし、私も前職で何度も資料を書き直した結果、初心を忘れて、わけがわからない資料になってしまった経験があります(笑)
信頼残高自体は色々なケースから増やすことができるでしょうが、
この資料作成のやり取りの場合、信頼向上に大きく影響する要素は疎通交流能力になります。
疎通交流で大事なことは、頻度ももちろんですが、それ以上に疎通交流の深さが大切です。
上司と相談する際にも、ただ相談を増やし、
「XXXに関する資料を作って」→「わかりました」
「XXXの箇所がよくわかんないから直して」→「わかりました」
「XXXの言葉は入れて欲しい」→「わかりました」
という現象的な浅い交流だけだと、どうしても疎通が浅く、上司の真意を受け取った仕事ができません。
結果、相談は増えても、やり直しが終わらない。
ではどうしたら良いのか?
今まで以上に深い疎通交流をすることが大事です。
上司の言葉一つにも、その背景には想い・考えがあります。
そして、想い・考えの背景には感情があります。
感情の背景にはイメージ・エネルギー・アイデンティティーがあります。
このすべての背景を通過して生まれた上司の言葉ひとつ。
言葉だけを浅く受け取ったら、上司のイメージとズレたイメージで受け取ることになってしまいます。
深い交流をするためには、深い質問ができることが大切です。
自分の深い真意まで懇切丁寧に伝えてくれる上司であれば良いのですが、この忙しい社会の中でそこまでしてくれる方は少ないですし、そもそも「コミュニケーションはズレるもの」という大前提を知りません。
そう、コミュニケーションはズレるものなのです。
(ここに関しては別の機会に記事を書きたいと思います)
なので、自分から真意を受け取るコミュニケーション、
すなわち、深い質問ができることが大事になってきます。
深い質問ができるためには、まず言葉ひとつがどのような仕組みによって生まれるのか?
その仕組み構造を知る必要があります。
仕組み構造が分かると自然と相手の無意識に関心が向いて、言葉という枝葉の部分だけではなく、言葉の根っこ部分・本当の真意に質問がいきます。
このコミュニケーションを通じて深い交流ができるようになれば、上司からの信頼も上がるし、仕事も後戻りなくサクサクこなすことができます。
仕組みをわかって、いつもスッキリ!今ここ最高の今日をスタートさせましょう!!
美談年民
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